「『ウェブ』って何の略ですか?」
そう聞かれたとき、パソコンにそこそこ詳しい人なら簡単に答えるだろう。答えは「『ウェブ』は何かの略ではなく、「クモの巣」を意味する1つの英単語"web"です」となる。さらに、「"www"は"world wide web"の略だ」と教えてあげると、その人はとっても驚いた様子を見せていた。
世の中にある情報の多くは、ある特定の人にとってはなんでもない当たり前なことだけど、その他の人々にとってはおおげさに驚くに値することなんだよね。そして、情報が人から人へ伝えられてきたおかげで、人類の文明はここまで進歩してきた。それがなかったら、人類が空を飛んだりなんてことはもちろん、土器とかの簡単な道具もなかったわけだ。「情報の伝達」こそが人間の最大の長所かもしれない。
「情報社会」と呼ばれる現在では、様々な情報が飛び交うようになり、情報の伝達も一昔前とは比べ物にならないぐらい活発になってきた。だけれども、ほんとうに「必要な情報を必要な時に手に入れられる」っていうわけにはなってないよね。例えば「ハレー彗星は○月○日の○時頃、南の空に見えます。20倍ぐらいの望遠鏡が最適です」なんていう情報はインターネットに必ずあるだろうけれど、「俺は50倍の望遠鏡しか持ってないけど、これを使うより肉眼で見たほうがマシなの?」っていう疑問に答えられる情報はインターネットにはまずないだろう。あえて言うなら、「掲示板」っていうシステムがこの疑問に答えてくれるもっとも有力なツールだろう。
でも、インターネットにはもっと大きな可能性があると思うんだよね。もっと高速に、もっと多くの人で情報を「シェア」できる方法が何かあるんじゃないか。それは新しいテクノロジーなんかじゃなくて、もっと単純な「ソフトウェア」なんだと思う。そんなの作れないかなー。作りたいなー。
